最小インコーナーR0.023mmの超微細ワイヤー放電加工

微細加工、精密加工に用いられるワイヤー放電加工は、非加工物とワイヤー電極(黄銅線、タングステン線、モリブデン線等)の間に放電を発生させることで加工材料を溶融除去していく機械加工方法です。ワイヤー電極と非加工物は水または油では絶縁状態にありますが、その距離(極間)が数μm~数十μmまで近づくと火花放電が発生します。「超硬加工.COM」では使用可能最小ワイヤー径φ0.03によって最小インコーナーをR0.023mmで加工することができます。また、面粗さはRa0.04μmという超微細ワイヤー放電加工を実現しています。

超微細ワイヤー放電加工による微細加工
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スリット加工、テーパー加工、上下異形状加工も実現

超精密ワイヤー放電加工を得意とする「超硬加工.COM」では、φ0.03、φ0.05の極細ワイヤー線を用いて微細加工を行っています。この微細加工技術を用いて幅0.05mm~0.07mmの微細スリット加工やφ0.13 x 0.4の楕円孔を3,600孔連続で加工した実績があります。それ以外にもφ0.1のワイヤー線によるコーナーR0.065の角孔また、テーパー加工、上下異形状な特殊ワイヤー放電加工も行っています。

ワイヤー放電加工による微細スリット加工
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ワイヤー放電加工によるコストダウン提案

精密加工において従来はフライス加工にて行っていた部品をマシニングセンター+ワイヤー放電加工、研磨加工+プロファイル研削をワイヤー放電加工に変更するなどの工法転換によるコストダウン提案を行っています。「超硬加工.COM」ではワイヤー放電加工の無人運転が可能であるので、大幅なコストダウンが可能です。また、設計段階において上記のような工法転換によるコストダウンができるような設計サポートも行っています。

工法転換によるコストダウン事例

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