ワイヤーカット放電加工には、大きく ①水加工 と ②油加工 の2つがあります。この水と油は加工するワークや製品に求められる特徴によって使い分けられます。

まず、ワイヤーカット放電加工の水加工の特徴は、何と言っても加工スピードが速いことです。通常の機械加工品であれば水加工で十分ワイヤーカットを行うことが可能です。さらに加工液の管理が容易であり、火災の心配がありませんので、非常に扱いやすい方式ということが言えます(穴数が多いなど、加工時間が多くかかるものについては、コストを考慮して水加工を選択する場合が多いです)。

一方、ワイヤーカット放電加工の油加工の特徴は、高精密な加工が可能ということです。加工スピードは水加工には劣ってしまいますが、面粗度を上げることが可能な上、加工精度も高めることができます。また水を使っていないので腐食もありません。

超硬加工.COMを運営する㈱キンコーでは、油加工も水加工も双方の方式のワイヤーカット放電加工機を保有していますので、ご依頼を頂いた際には、そのワークに求められる機能をお聞きできれば、、どちらの方式で行うべきかを提案させて頂きます。

ワイヤーカット>>『高精度ワイヤーカット放電加工サービス』はこちら

また超硬加工.COMを運営する(株)キンコーが過去にお客様から受けたご質問はこちらです。

>>『ワイヤー放電加工での最小微細穴径を教えて下さい。』はこちら

>>『ワイヤーカット加工で使用可能なワイヤー線径を教えて下さい。』はこちら

>>『ワイヤーカット放電加工のみの依頼でも対応可能でしょうか?』はこちら

>>『超硬材へのワイヤーカットで、最小コーナーRはいくつですか?』はこちら

>>『ステンレスで製作している部品を、超硬に変更できますか?』はこちら

>>『超硬に対して、どんな溝加工できますか?』はこちら

>>『超硬に対して、どのくらいの精度で加工できますか?』はこちら