Before (改善前)
![7-1-15-1](https://www.micro-and-precision-products.com/wp-content/uploads/2017/10/7-1-15-1-1.jpg)
上図のようなポケット加工はフライスを用いて行われます。ポケット加工は隅に必ず刃物のRが残ってしまいます。ポケット加工の角のRを小さくするためには小径工具を使用して加工を行えばよいですが、小径工具では加工時間が伸びてしまうのでコストアップの原因となります。また、嵌め合いなどで直角形状のポケット加工が必要な場合はフライス加工の後に追加工を行う必要があるため、更にコストが上がってしまいます。
V
After (改善後)
![7-1-15-2](https://www.micro-and-precision-products.com/wp-content/uploads/2017/10/7-1-15-2-1.jpg)
ポケット加工を行う際は、角にヌスミを入れる事で加工時間を短縮することができます。角にヌスミを設けることで、角に現れていた工具径によるRを無視することが可能です。また、使用する工具径も加工に適したものを使用することができるので、加工時間短縮によるコストダウンを実現させることができます。直角形状の製品の嵌め合いであっても、ヌスミを設けることで追加工をなくすこともできるので、大幅にコストを抑えることができます。